常駐接続(ISL AlwaysOn)を使用した接続が行えません。
常駐接続できない場合の原因は複数ございます。特に「接続先の通信状況の確認」や「プロキシサーバーの使用有無」、「サイレントインストーラーのURLの指定に誤りがある」が多くの原因として挙げられます。
ISL AlwaysOnがオンラインにならない
接続先の通信状況の確認
接続先端末のネットワーク状況が変更され、オフライン状態になる場合がございます。接続先端末がインターネット接続(オンプレミスの場合オンプレミスサーバーと疎通)できる状態であるかお確かめください。具体的には、接続先端末上で、ブラウザで以下サイトにアクセスができるかお確かめください。
また、フィルタリングソフトなどで、以下ドメインやポートの許可設定がされているかお確かめください。
- パブリッククラウドドメイン:*.islonline.net
- オンプレミスドメイン:サーバーのDNS名またはIPアドレス(*)
- 外向きTCPポート:7615,443,80(*)
(*)オンプレミスの場合、詳細は貴社サーバー管理者にお問い合わせください。
ISL Onlineサーバーへの詳細なネットワーク状況の確認や、最適な通信方式の選択については、こちらもご参照ください。 プロキシサーバーの使用有無
プロキシサーバーにより、ISL Onlineサーバーとの疎通が制限される場合がございます。プロキシサーバーを使用している環境の場合、ローカルシステムアカウントのインターネットオプションからプロキシの設定をしていただく(*)か、ISL AlwaysOnの設定から、以下の設定を行ってください。
・ISL AlwaysOnの設定画面を開き、[詳細設定]-[接続方式]-[詳細設定]にチェックを入れ、[自動検出]を選択してプロキシ設定を入力します。
・設定後はISL AlwaysOnのサービスの再起動([コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]-[ISL AlwaysOn]を右クリック)してください。
※プロキシサーバーが「192.168.0.200」、プロキシサーバーが使用するポート番号が「8080」の場合の設定(*)ISL AlwaysOnは、ローカルシステムアカウントで実行される仕様のため、通常のインターネットオプションでプロキシ設定されている場合でも、通信できない可能性があるためです。
常駐接続先一覧に端末が表示されない
ISL AlwaysOnのメインウィンドウを開き、[オペレーター]にユーザー名が存在しなかった場合、 以下の4つが多くの原因として考えられます。
【正しい状態】 | 【存在しない状態】 |
| |
サイレントインストーラーのURLの指定に誤りがある
取得したインストーラーのURLに誤りがある場合、オペレーター情報が登録されません。お手数ですが、サイレントインストーラーのURLを確認してください。インストーラーのURLは、こちらからや常駐接続一覧の[常駐接続をセットアップ] - [常駐接続のインストーラー作成]からも作成できます。
資産管理ツールによるSystem アカウントでの配布やActive Directory のスタートアップスクリプトを使用して配布する場合は、 常駐接続(ISL AlwaysOn)マニュアルの補足「Systemアカウントでのインストール」の内容についてご確認ください。
インストールを実行したユーザーがレジストリに対して書き込み権限を持っていない
Windows OSの場合、ISL AlwaysOnが使用する以下のレジストリに対して書き込み権限があるユーザーで実行してください。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\ISL Online
セキュリティソフト・フィルタリングソフトによる制限
セキュリティソフトが動作を制限する場合がございます。セキュリティソフトを一時的に停止するか、以下フォルダを除外設定し、再度インストールを実施することでオペレーターが追加されるかお確かめください。
- C:\Program Files (x86)\ISL Online
- C:\ProgramData\ISL Online Cache
- C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\ISL Online Cache
フィルタリングソフトなどをご利用の場合は、上述「接続先の通信状況の確認」をお確かめください。それぞれこちらにも記載ございます。
「エージェントインストール台数の上限に達しているため、このコンピューターへの接続設定を完了できません。」というエラーが表示される
サーバー側の設定で、ISL AlwaysOnがこれ以上インストールできない状態です。「ドメイン管理」において、ドメインまたはユーザーの「常駐接続先の最大数」が制限されていないかお確かめください。また、パブリッククラウドにおいて、アカウント全体のインストール台数の制限に達している可能性がございます。こちらのFAQもご参照ください。 ISL AlwaysOnのアイコンがタスクトレイに表示されない
ISL AlwaysOnが正常にインストールされない
上述「セキュリティソフト・フィルタリングソフトによる制限」をご参照いただき、外部要因によりISL AlwaysOnのインストールが制限されていないかお確かめください。
RDP経由で画面を閲覧している
ISL AlwaysOnは、RDP経由で画面を閲覧している場合、タスクトレイに表示されない仕様です。スタートメニューから「ISL AlwaysOn」を選択いただき設定を確認するか、RDP経由以外(ISLの通常のセッション接続、ディスプレイを繋いで画面を閲覧)で、タスクトレイでISL AlwaysOnが表示されているかお確かめください。
接続時・接続中にエラーが表示され正常に接続できない
エラーメッセージが表示されている場合は、メッセージの内容によって対応方法が異なります。以下の内容をご確認ください。
エラーメッセージが表示されていない場合は、こちらのページをご参照ください。 接続先端末へのアクセスが無効になっています。
ISL AlwaysOnのアクセスパスワードが設定されていない可能性が考えられます。接続先のISL AlwaysOn上の設定から、「パスワード変更」でパスワードを再設定することで接続ができるかお確かめください。
その他、常駐接続のアクセスパスワード入力を5回間違えた場合に表示されます。再度正しいアクセスパスワードを入力し、接続が行えるかご確認ください。または、ISL AlwaysOnの設定「コンピューターの状態」から「ISL AlwaysOn」または「デスクトップ共有」を無効にした場合に表示されます。当該設定を有効にし、接続が行えるかご確認ください。
アクセスフィルタによって接続が禁止されています。
接続先のフィルタリングの設定がされている状態です。ISL AlwaysOnの[設定]-[詳細設定]-[フィルタ]の設定をご確認いただき、接続しようとした端末からのアクセスが制限されていないかお確かめください。こちらもご参照ください。 サーバーがエラーを報告しました。ユーザー名またはパスワードが違います。パスワードは大文字と小文字を区別します。
管理者の設定したフィルタリング設定(IPアドレスまたはMACアドレスによるフィルタリング)により、アクセスが制限されています。こちらからフィルタリングの設定内容をご確認ください。
(アクセス先のコンピューターが)オフライン状態です
接続先PCの電源が入っているかどうかご確認ください(電源を切った直後などはオンラインページに[接続]ボタンが表示される場合がございます)。または、接続先PCのISL AlwaysOnの「コンピューターの状態」の「ISL AlwaysOn」および「デスクトップ共有」が有効であることをご確認くださいユーザーに接続が拒否されました
接続される側のISL AlwaysOnの[設定]-[デスクトップ共有]-[接続オプション]-[接続前に確認を行う]-[接続拒否を有効にする]の設定をご確認ください。
ISL Light(接続元のプログラム)を、コマンドラインや資産管理ツールからの実行した結果発生する場合がございます。原因としては、ログインユーザーが異なる、接続対象のuid(ISL AlwaysOn固有のID)が異なるなどが考えられます。実行したコマンドを今一度ご確認ください。
接続に失敗しました。インターネットに正常に接続できるかどうかご確認ください

接続元の端末がISL Onlineサーバーに接続できていない状態です。
こちらのページをご確認ください。
You don't have permissions to access remote computer.
接続しようとした端末のISL AlwaysOnにオペレーターが登録されていない状態です。「常駐接続先一覧に端末が表示されない」の内容についてご確認ください。Remote computer cannot start ISL Light Client.
接続先のセキュリティソフトにより、動作が制限されている可能性がございます。こちらから、接続先でセキュリティソフトの除外設定を行うことで、事象が解消されるかお確かめください。また、接続時、接続オプションで[Clientを利用]を設定している場場合は、当該設定を無効化(チェックを外して)して事象が解消されるかお確かめください。
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