macOSでのご利用について
macOSでのご利用について
概要
macOS Mojave(10.14)以降、Apple社のセキュリティ強化により、各種アプリケーションで事前設定が必要になりました。本ページでは、ISL Online製品による接続を行う際に必要な設定についてご案内します。
macOSを
接続先
として利用する場合に必要な設定となります。(macOS端末を「見せる」場合も必要です。「ワンタイム接続の場合」をご参照ください。)
事前設定を行うまでは、ISL Online製品による接続を行っても
画面操作や画面共有はできません
(
共有画面が黒く
表示されます)。
ワンタイム接続
であれば一度接続後に
表示されるメッセージに沿って
設定します。
常駐接続
であれば、
ISLのUI上
から設定が可能です。
本手順では、[システム環境設定]の[セキュリティとプライバシー]から1つから3つの設定を行います。
・[アクセシビリティ]:画面コントロールのために必要な設定です。
・[画面収録]:画面共有のために必要な設定です。(macOS Catalina以上で必要です。)
・[フルディスクアクセス]:ファイル共有のために必要な設定です。(ISL AlwaysOn4.4.2031.44以上で必要です。)
macOSのバージョンやISL Onlineプログラムのバージョンによって、設定項目の名称等が異なる場合があります。
予めご了承ください。
ワンタイム接続(ISL Light Client)の場合
ISL Light Clientによるセッションを開始し、画面共有開始後、接続元端末で黒く表示された共有画面をクリックします。
接続先画面上で表示されるダイアログ内の["システム環境設定"を開く] をクリックします(ダイアログが表示されない場合は[システム環境設定]の[セキュリティとプライバシー]を開きます)。
[プライバシー]から[画面収録]を選択し、画像赤枠の部分がグレーアウトしている場合は画面左下の[カギ]をクリックします。
認証の要求が表示された場合は、管理者アカウントのユーザー名とパスワードを入力して[ロックを解除]をクリックします。
アプリケーションの一覧から、「ISL Light Client」(または「ISL Light Client XXXXXXXX(セッションコード)」)のチェックボックスを有効にします。
続いて、接続元端末で黒く表示された共有画面をクリックします。接続先画面上で表示されるダイアログ内の["システム環境設定"を開く] をクリックします。
[プライバシー]から[アクセシビリティ]を選択し、アプリケーションの一覧から手順5と同じアプリケーションをクリックしてチェックボックスを有効にします。
もう一度[カギ]をクリックして、設定を変更できないようにします。
一度画面共有を停止し、再度画面共有を行うことで接続先の画面が表示されます。
以上で画面共有、コントロールが行えるようになり、次回以降は本手順を実施することなくご利用いただけます。
セッション再接続
機能を使用する場合は、更に以下の設定が必要です。
オペレーターが[セッション再接続]を有効にすると、接続先画面上に以下のダイアログが表示されます。
管理者名とパスワードを入力し、[ヘルパーをインストール]をクリックします。
※セッション再接続に関する[システム環境設定]の通知がされない場合は、[システム環境設定]から、[アクセシビリティ]と[画面収録]に、「issc_daemon」を手動で許可してください。追加する箇所は以下からになります。
library > Application Support > ISL Online > ISSC_Daemon > issc_daemon
以上で設定は完了です。次回以降は本手順を実施することなくセッション再接続機能が使用いただけます。
常駐接続(ISL AlwaysOn)の場合
ISL AlwaysOn4.4.2031.44以上の手順になります。ISLのUI上から設定できるため、
最新版へのバージョンアップを推奨
いたします。バージョン4.4.2031.44未満の場合は[
その他
]をご参照ください。
ISL AlwaysOnインストール後、[ISL AlwaysOn 設定]を開き、[Security&Privacy]の[アクセシビリティ]横にある[変更]をクリックします。
表示されるダイアログの["システム環境設定"を開く]をクリックします。
画像赤枠の部分がグレーアウトしている場合は、画面左下の[カギ]をクリックします。
※macOS Venturaでは[カギ]がなく、トグルボタンのオン・オフで手順「4.」に進みます。
認証の要求が表示された場合は、管理者アカウントのユーザー名とパスワードを入力して[ロックを解除]をクリックします。
アプリケーション一覧の[ISLAlwaysOn]にチェックボックスを有効にします。
再度[ISL AlwaysOn 設定]を開き、[Security&Privacy]の[画面収録]横にある[変更]をクリックします。手順「2.」から「5.」と同様の手順を実行します。
[フルディスクアクセス]に関しても同様に
手順「2.」から「5.」を実施します。
「アクセシビリティ」「画面収録」「フルディスクアクセス」の設定が完了したら、
もう一度[カギ]をクリックして、設定を変更できないようにします。
再度[ISL AlwaysOn 設定]を開き、[Security&Privacy]がそれぞれ「有効」になっていることを確認します。[保存]をクリックします。
以上で設定は完了です。次回以降は本手順を実施することなくご利用いただけます。
その他
ISL AlwaysOn4.4.2031.44未満の手順
※macOS Mojaveの場合は、[アクセシビリティ]の設定のみで問題ありません。
※macOS Catalinaの場合は、一部設定をUI上から追加できない都合上、一度
常駐接続を実施
する必要がございます。
こちら
をご参照ください。
ISL AlwaysOnインストール後、[システム環境設定]の[セキュリティとプライバシー]を開き、 [プライバシー]から[アクセシビリティ]を選択します。
画像赤枠の部分がグレーアウトしている場合は、画面左下の[カギ]をクリックします。
認証の要求が表示された場合は、管理者アカウントのユーザー名とパスワードを入力して[ロックを解除]をクリックします。
画像赤枠の[+]のボタンをクリックします。
画像赤枠部をクリックして、macOSをインストールしているディスク(通常は[Macintosh HD])を選択します。
[ライブラリ] -> [Application Support] -> [ISLAlwaysOn]に移動し、[ISLAlwaysOn]を選択して、[開く]をクリックします。
手順4~6と同様の操作で
、[ISLAlwaysOnMonitor]と[issc_daemon]を追加します。
アプリケーション一覧に
[ISL AlwaysOn]、
[ISLAlwaysOnMonitor]、[issc_daemon]が追加され、チェックボックスが有効になっていることを確認します。
[プライバシー]から[画面収録]を選択します。
※macOS Mojaveでは[画面収録]の手順は不要です。手順「11.」に進みます。
[アクセシビリティ]と同様の手順で、
[ISL AlwaysOn]、
[ISL AlwaysOnMonitor]、[issc_daemon]を選択し、チェックボックスを有効にします。
もう一度[カギ]をクリックして、設定を変更できないようにします。
以上で画面共有とコントロール、セッション再接続が行えるようになり、次回以降は本手順を実施することなくご利用いただけます。
正常に接続・設定ができない場合
macOS Venturaにおいて正常に設定ができない、または接続できない場合は、OSを一度再起動する、またはISL AlwaysOnを最新版にアップグレードすることで事象が解消するかお確かめください。
ISL AlwaysOn4.4.2031.44未満からアップグレードを実施し、画面が黒くなる等が発生した場合は、今一度[画面収録]や[アクセシビリティ]の設定で、[ISL AlwaysOn]が追加されているかお確かめください。
オンプレミスライセンスにおいて、常駐接続の際[このコンピューターを追加]ならびにサイレントインストーラーからユーザーを追加することができない場合には、以下のURLからISL AlwaysOnをダウンロードしてインストール後、
インビテーションコード
からユーザーを追加してください。
http://<サーバーの IP アドレスまたはホスト名:ポート番号>/start/ISLAlwaysOn