Microsoft社提供の「PsExec」を使用して管理者権限を付与した形で展開を行う方法

Microsoft社提供の「PsExec」を使用して管理者権限を付与した形で展開を行う方法

ISL AlwaysOnのサイレントインストールのインストーラーおよびレジストリ変更スクリプトは、ActiveDirectory のグループポリシーを使用した配布が可能です。

ただし、グループポリシーのログオンスクリプトを使って配布する場合、ISL AlwaysOn はインストール時に管理者権限を持ったアカウントで実行する必要があるため、配布時には管理者権限を持たせる必要があります。Microsoft社が提供している「PsExec」を使用した方法を、以下参考までにご案内いたします。

※ グループポリシーのスタートアップスクリプトを使って配布する場合は、System 権限での配布が行われます。詳細は常駐接続(ISL AlwaysOn)マニュアルをご参照ください。
  1. ISL AlwaysOnのサイレントインストール用のインストーラーを用意します。
  2. Microsoft提供の「PsTools」をダウンロードし、バッチファイルを作成します。
    ▼PsTools
    https://download.sysinternals.com/files/PSTools.zip
  3. 以下例に倣ってバッチファイルを作成します。オプションなどの詳細はMicrosoft社のページをご参照ください。
    ▼PsExecの使用法
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/downloads/psexec
    ※Microsoft社のページに遷移します(日本語に対応していない場合がございます。)
    例:「バッチファイル」「PsExec.exe」「ISL AlwaysOnのインストーラー」の3ファイルを同一のフォルダーに配置する場合
    psexec -u <ユーザー名> -p <パスワード> ISL_AlwaysOn.exe
     <ユーザー名>、<パスワード>は管理者権限を持つユーザー名を指定してください。ドメイン環境の場合は「ドメイン名\ユーザー名」、ローカル環境の場合は「コンピューター名\ユーザー名」の形式で入力してください。
    プログラム名にはISL AlwaysOnのインストーラーのファイル名を入力してください。
  4. 3で保存したバッチファイルを実行します。
    グループポリシーを使用する場合は、「バッチファイル」「PsExec.exe」「ISL AlwaysOnのインストーラー」の3ファイルを、インストール対象者がアクセス可能な共有フォルダーに保存した上でご利用ください。