ISL AlwaysOnのクライアント端末は30秒に1度自動的にサーバーと通信を行いステータス情報を更新しますが、オンデマンドモード
ではこの通信をオフにして必要な時だけオンライン状態にできます。対象端末がダイヤルアップ接続をご利用の場合や利用可能な
通信帯域が非常に狭い環境などでもISL AlwaysOnをご利用いただけるようになります。
オンデマンドモードのご利用に必要な条件および設定は、以下をご参照ください。利用条件
- 「オンプレミスライセンス」を利用している。
- ISL Conference Proxyをイントラネット環境で利用している。
(インターネット経由でISL Conference Proxyに接続する環境では利用不可) - クライアント端末のファイアウォールで以下のいずれかの設定が適用されている。
(Windowsファイアウォールの場合、ISL AlwaysOnのインストール時に自動で適用されます)
1. ISL AlwaysOnの実行ファイル(ISLAlwaysOn.exe)が行う通信の許可
2. オンデマンドモード用の内向きTCPポート(※)の開放
※オンデマンドモードで使用するTCPポートは、ISL AlwaysOnのインストール時にクライアント
ごとにランダムな値が割り当てられます。割り当てられた値は、以下のデータを参照することで確認できます。
Windows
値の名前:ISLAlwaysOn::on_demand_port
レジストリキーの保存場所:
▼32bit OSの場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ISL Online\Grid\サーバー名
▼64bit OSの場合
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\ISL Online\Grid\サーバー名
Mac
ファイルの名前:ISLAlwaysOn%3a%3aon_demand_port
ファイルの保存場所:etc > islonline > Grid > サーバー名
設定方法
- ISL Conference Proxy管理画面にログインします。
- 「ISL AlwaysOn」をクリックします。
- 「Allow use OnDemand functionality:」のチェックを外し、プルダウンから「Yes」を選択します。
- 「Save」をクリックして設定を保存します。
※端末は「ISL AlwaysOn Service」のサービスの再起動後に変更が適用され、オンデマンドモードへ移行します。
(オンデマンドモード移行後は[ISL AlwaysOn設定] - [詳細設定] - [オンデマンド]が追加され、端末ごとに
オンデマンドモードの有効/無効が設定できるようになります)
注意事項
- クライアント端末のIPアドレスがオンデマンドモード移行時のIPアドレス(オンラインページに表示されているIPアドレス)
から変更された場合、再度サーバーと通信を行うまで接続を開始できません。
(サーバーとの通信は「ISL AlwaysOn Service」のサービス、またはクライアント端末の再起動時に行われます) - オンデマンドモードで起動中のクライアント端末に対して以下のアクションはご利用いただけません。
(ご利用いただくにはあらかじめ対象の端末に接続を開始する必要があります)
パスワード変更、共有ファイル、EXE実行、シャットダウン、再起動 - オンデマンドモードで起動中のクライアント端末は、オンラインページおよびISL LightのUI上でオンライン/オフラインの
状態に関係なく常に「緑色(オンライン)」の状態で表示されます。
- オンデマンドモードで起動中のクライアント端末は、WOLでは同一ネットワーク内に電源の入っている端末として
認識されません。